時々、レポートをサボる癖があります。
福田福朗です。
前回は、イトコのフクロスキーが、とんだレポートをしていて仰天してしまいました。
……訂正。鳥肌が立ってしまいました。
鳥肌が立つといえば、最近、寒いですよね。
「寒い」というか、風が冷たい。
天気は悪くないのですが、どうもこうも過ごしにくい毎日です。
その分、稽古場は、熱気であふれています。
それもそのはずで、気が付けば、もうすぐ初日。
稽古はいよいよ佳境を迎えました。
これまで一人ずつ役者さんを紹介してきました。
ラストは、やはりこの人。
……訂正。トリは、この人。
江守徹氏です。
この作品の鍵を握るのが手塚さんだとすれば、江守氏は作品の骨格をつくる、まさに柱。
徹VSとおるの対決は、私の動物的本能が動くほど、刺激的です。
あぁ、そういえば、神なき国の夜シリーズの前作『クリオネ』にでていたルー大柴さんも本名が大柴とおるらしいです。
となると、来年の神なき国の夜シリーズの新作も、とおる?
……違うか。
江守氏は、時に淡々と、時に力強い演技で魅せてくれます。
演劇など見たこともない私にも、はっきりと分かるその実力。
おなじみの渋い声で語られる台詞は、カワムラさんの世界観を、しっかりと描きます。
アドリブをいれるお茶目な部分もあり。
その演技幅の大きさには、流石の一言に尽きます。
そして、通し稽古が終わり、本日も稽古終了。
まもなく『フクロウの賭け』の初日の幕が…賭け。賭け
そう、私は「フクロウを賭け事の対象にするべきではない」と提言しようとカワムラさんに……。
しかし、ある問題点が浮上したのです。
私はそれに気付かないふりをしていたのです。
すなわち。
「『フクロウの賭け』という作品は、別にフクロウのギャンブルを扱った作品ではないということ」
お恥ずかしい。
あらすじぐらい読んでおけば良かった。
飛ぶ鳥、あとを濁しすぎです。
……どうしよう。
by時枝正俊
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