「梟(フクロウ)」という漢字が未だに書けません。福田福朗です。
いやいや、「読め」はするのです。しかし、書けない。
私は眼球が動かせないため、漢字が苦手なのです。
今回は、タイトルが「フクロウ」と片仮名表記になっているのは、私のような高齢者に親切です。
「フクロウを書け」と言われても、普通、書けませんよね。
ということを思案しながら、本日も稽古場へ。
まだまだ遠くから眺めるだけの毎日が続きます。
どうやら稽古は「立ち稽古」へ入ったようです。
順調に進んでいきます。
素敵な役者さんを間近で見たくて、私は風切羽の綿毛を使い、こっそり寄ってみました。
おや、おやおや……。
突然、私をみて、江守氏の目つきが変わりました。
どうやら、気付かれたか……。
私はサッと身を隠しました。
しかし、江守氏の手には、ラ、ライフル?
思わず側にいた笠木さんが、止めようとします。
「変なのが、いるぞ!」
江守氏は必死で怒鳴り声をだしながら、私を探します。
そして再び、ライフルを手にしました。
咄嗟の判断で、それを手塚さんに奪うように指示するカワムラさん。
ナイス演出です。
ライフルを奪われた江守氏、かなり興奮しています。
しかし、私に気付いていない他のメンバーは、江守氏が、怒っている意味がよく理解できません。
それでも尚、江守氏は不審者(=私)の存在について、カワムラさんに主張しています。
カワムラさん、分けが分からず硬直。
伊澤さんは、「そんなヤツいなかったよね〜」と高橋さんに。
私はビクビク羽を震わせていました。
江守氏は、ひどく腹をたてています。
これでは、稽古どころではありません。
場をなごませようと、浅井企画の威信かけ、飯尾さんが江守氏にギャグを言っています。
ギロッと江守氏のサングラスが光ります。
……どうやら効果は薄かったようです。
そこで、稽古終了。
はぁ。私のせいで稽古場にご迷惑をかけてしまいました。
フクロウ屋の主人役に反し、江守氏は、福朗に寛容ではなかったようです。
今後は、福朗らしく、遠くから見守ることにします。
え、そんな稽古場あるわけない。あんたがボケて勘違いしただけだって?
失礼なっ!
気を取り直して、ここで読者からのお便りを紹介。
えーっと、千葉市に住む、ペンネーム・ハーマイオニーさんからです。
「こんにちは、福朗さん。私は手塚さんのファンです。もっと手塚さんをピックアップしてください」
はい。了解です。
ということで、次回は、手塚とおるさん特集。
乞うご期待。
by時枝正俊
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