お祭の音色にはいてもたっても…
毎年恒例、豊島園の打ち上げ花火がなくなっちゃった!!
近くで生まれ育ったので、物心がついたころから、引越してオトナになった今も花火の夜は実家に行くほど、毎年欠かさず楽しみにしてきたのにぃ〜。
ババババン、と始まると、みんな家から飛び出して、いつもの小高い場所に向かいます。
昔は高層の建物もなく、とても見晴らしの良い場所(今は集合住宅の隙間)。
うちの犬が初めて迎えた夏のこと。まばゆい光と大きな音に、なにごとかと、ワォーンと遠吠え。
いとこたちも集まってきて、あとで一緒に絵を描いて、先生のおじいちゃんが講評なぞする。小さいころは、花火そっちのけで友だちと遊ぶ時間だったけれど…。
花火には毎年いくつかの「新作」があって、丁寧に演出されていました。
とても美しい「最後の一発」は合図のようにずっと同じ。微妙な間のあとに、清々しく白く滝のように。そして星のように瞬く。爆音。
夏休み最後の花火。「もう、夏もおわりだね」と、みんな口々に名残を惜しみ、ぞろぞろと家路に着く。永遠かと思っていた夏の風景。
…まあ、しかし豊島園に入場して観たことはないってことは経済効果もないってことでしょうし、セイブのオトナの事情もあるのでしょうが、「私の花火がなくなった」のは寂しいなぁ。
|