第四回 |
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■■ スペシャルインタビュー ■■ 伊藤克さんの巻 |
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伊藤 克 俳優座付属養成所7期を経て'58年より東京演劇アンサンブル所属。看板俳優として活躍、劇団代表作に「かもめ」ソ−リン役「コーカサスの白墨の輪」アツダク役「幻燈辻馬車」箱丁の己之吉役「肝っ玉おっ母とその子供たち」料理人役「オット−と呼ばれる日本人」林役等。「ガリレイの生涯」ガリレオ・ガリレイ役は'99年までつとめた。他同人会+現代「椎名麟三没後25周年記念公演/酔っぱらいマルメラードフ」マルメラードフ役、ひとり芝居「野の涯」等、今も若い人たちの中にあって舞台を引っ張る大黒柱である。 |
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吉村 | お疲れさまでした。稽古も半ばまで来ましたが、今までのご感想などを |
伊藤 | 最初に川村さんにお目にかかって、お話しを伺って、その時、台本はまだだったんですけど、 あっ、そうとう面白そうだな、と思って台本を心待ちにしていて・・・ 出来上がりました、読みました。そうとう面白いな、と。でもかなり難しいぞ、と。 ぼくもご多分に漏れず映画少年でしてね、この本を読んだときに思ったのは、 俳優の仕事もそうですね。夢とうつつの間で、いかに夢の、架空の世界の中で観客に実感、 |
吉村 | 共演の方々は皆初めてですか? |
伊藤 | ええ、初めてなんですけどね。この難しい、どこからが夢でどこからが現実かわからない 「川村ワールド」をたゆたっている、皆さん、そんなふうに見えてね。 ぼくも早くそうなりたいなあ、と思ってるんですよ。(笑) |
(後記) 「これからの稽古でもまだまだ新しい発見がありますよ」 目を輝かせておっしゃる伊藤さんのお姿に、すっかり 魅了されました。赤いジャケット、とても良くお似合いでしたよ。 |
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