T Factory(ティーファクトリー)
1980年、当時明治大学演劇研究部のメンバーを中心に、川村毅が主宰の劇団「第三エロチカ」を創立。以降、劇団制を生かした群集劇を主に、年2−3作の舞台を精力的に発表。
2002年、創作の幅を拡げるため、固定メンバーに捉われない舞台創りを目指して、川村毅新作戯曲プロデュースカンパニー「ティーファクトリー」を設立した。
以降、ティーファクトリー内劇団として活動を続けてきた第三エロチカは2010年30周年記念事業をもって解散した。
川村 毅(劇作家・演出家・ティーファクトリー主宰)
c 川上尚見
1959年東京生まれ。
85年度岸田國士戯曲賞を『新宿八犬伝 第一巻 -犬の誕生-』にて受賞。
96年、ACC日米芸術交流プログラムによりNY滞在。
98年、ニューヨーク大学客員演出家として招かれ、三島由紀夫作『近代能楽集-卒塔婆
小町・弱法師-』英語版を演出。
00年初演、作・演出作品『ハムレットクローン Hamlet Clone』は、02年パリにてラヴォーダン演出・仏訳版リーディング公演等を経て、03年に改作。東京公演を経てLaokoon カンプナーゲル・サマーフェスティバル(ハンブルグ)他ドイツツアー、04年にはブラジルツアーを行った。
03年初演の『AOI/KOMACHI』は同年論創社より戯曲発刊、05年フランス、ムッソン・デテ・リーディングフェスティバルに『AOI』が招かれ、仏訳版を川村の演出により発表、06年には仏訳戯曲も発刊された。05年独訳、07年ミラノ・ピッコロ座にて、伊訳リーディング公演も行われている。
07年にはNYほか北米ツアーを英訳字幕により行った。
10年、30周年の節目に「新宿八犬伝 第五巻―犬街の夜―」を創作、25年にわたる連作を完結した。
03年〜13年ピエル・パオロ・パゾリーニ戯曲集全6作品を構成・演出、日本初演する連作を完結。
11年世田谷パブリックシアター<劇作家の作業場>として改作を重ねた『4』は、二度のリーディングを経て、12年白井晃氏演出により初演。
第16回鶴屋南北戯曲賞、平成24年度文化庁芸術選奨文部科学大臣賞受賞。
その後、ソウルのカンパニーによる韓国語訳版上演、英訳版、デンマーク語訳版リーディング等世界各国で上演、
20年、劇作40周年に企画された川村毅による初演出上演は、世界的なCovid-19パンデミックにより延期となり、翌21年に公演を行った。
15年ジョン・ジェスランとのコラボレーションプロジェクト「東京/ニューヨーク往復書簡」開始。18年ニューヨーク ラ・ママにて、それまでの翻訳ワークショップで完成した三章の作品を川村毅&ジョン・ジェスラン共作・演出『Distant Observer 遥か遠くの傍観者』として発表した。
2020年、40周年を機に T Crossroad 開始。
戯曲集他著書多数。
戯曲集
川村毅第一戯曲集「ニッポン・ウォーズ」「ジェノサイド」収録
川村毅第二戯曲集「新宿八犬伝 第一巻・第二巻」収録
川村毅第三戯曲集「ラディカル・パーティー」「ラスト・フランケンシュタイン」収録
新宿八犬伝U 「新宿八犬伝第三巻・第四巻」収録
新宿八犬伝[完本]2010年 ※第一巻から第五巻まで完全収録
以上、未来社刊
「フリークス」
「帝国エイズの逆襲」
「エフェメラ伝説」
以上、新宿書房刊
「ラスト・アジア」白水社刊
「ハムレットクローン」(「東京トラウマ」併録)
「AOI/KOMACHI」
「『春独丸』『俊寛さん』『愛の鼓動』」2010年
「4」2012年(2020年第二刷)
「神なき国の騎士」2014年
「川村毅戯曲集2014-2016」2016年
※『生きると生きないのあいだ』『ドラマ・ドクター』『愛情の内乱』収録
「エフェメラル・エレメンツ/ニッポン・ウォーズ」2017年
「ノート/わらの心臓」2019年
「クリシェ」2020年
「オール・アバウト・Z」2021年
「カミの森」2023年
以上、論創社刊
「THE LOST BABYLON」収録/川村毅特集 2000年4月TDR(NY)
「NIPPON WARS」英訳版収録 2002年日本劇作家協会編
「ニッポン・ウォーズ」収録 '98年刊「現代日本戯曲大系13」
'00年刊「戦争と平和戯曲全集」
「Aoi」独語訳版収録 Funf Theaterstucke Aus Japan 1994-2004
「Nippon Wars and Other Plays」川村毅英訳戯曲集 University of Chicago Press 2011年
「ENGEKI: Japanese Theatre in the New Millennium 7」
『On the Street Vol. 5 Tokyo Lockdown(路上5 東京自粛)』
作:川村 毅 訳:Sarah Macdonald 収録
日本劇作家協会書籍2022年
小説
「砂のイマージュ」集英社
「美しい子供たち」角川書店
「ギッターズ」新潮社
「十七粒の媚薬」(共著)角川文庫
「直立猿人」 '98年12月号「新潮」(新潮社)
「夜」 '04.5月号「すばる」(集英社)
「リハーサル」小学館文庫 2011年
「黒い報告書」週刊新潮 14年1月23日号
「猫旅またたび」扶桑社en-taxi vol.43 〜(最終章発表を残し休刊)
https://www.fusosha.co.jp/magazines/en-taxi/
Vol.43『猫旅またたび』& 44『其の二・猫生』& 45『其の三・猫雪〜前篇』&『其の三・猫雪〜後篇』en-taxi vol.46 WINTER2015
エッセイ
「ストレート・アヘッド」コナミ出版(島田雅彦氏との対談集)
「男性失格」イースト・プレス
「歩きながら考えた。」五柳書院
論座 2023.2.13
「変わり続ける街「新宿」に身を置くこととは〜ひらひらの自由と反骨を『路上』に描いて」
評論
演劇論「吸血鬼の演劇」 季刊思潮(思潮社)連載
No.1-No.2/'88年 No.4-No.5/'89年 No.7-No.8/'90年
三島由紀夫論 文芸誌「すばる」(集英社)'88年11月号
「Studio Voice」'88年
他 戯曲、小説、評論、エッセイ各誌多数発表
外部出演
CF
1992年サントリー白角(織田信長役)
2011年1-3月ソフトバンク(「光の道」篇、老師役)
2013年10月-サッポロ黒ラベル・大人対談&大人エレベーター53floor(web)
テレビドラマ
2012年6月9日初回放送 BSジャパン『黒い報告書〜女と男の事件ファイル』パート1
2012年12月8日初回放送 BSジャパン『黒い報告書〜女と男の事件ファイル』パート2
BSジャパン
2013年5月26日初回放送 WOWOW 『配達されたい私たち』第三話
2013年7月6日初回放送 BSジャパン『黒い報告書〜女と男の事件ファイル』パート3
2023年2月19日初回放送NHKプレミアムドラマ『我らがパラダイス』
川村 毅 Kawamura Takeshi 年譜
1959年 12月22日東京生まれ。横浜に育つ。
神奈川県立希望ヶ丘高校を経て明治大学政治経済学部卒業。
1980年 劇団第三エロチカ創立。以来全作品の演出、劇作を務める。
1983年 「ラディカル・パーティー」で注目を集め
1984年 「ニツポン・ウォーズ」で劇作家の登竜門、岸田国士戯曲賞候補となる。
1985年 「新宿八犬伝 第一巻-犬の誕生-」で第30回岸田戯曲賞を26歳で受賞。
1986年 利賀国際演劇フェスティバルに招聘される。野外劇「ニッポン・ウォーズ」上演。
状況劇場最終公演「少女仮面」老婆役出演
1987年 英国TV Channel4 で日本の若手現代演劇として紹介される。
ビデオ作品「EPHEMERA」(16'20''イメージフォーラム)
「西遊記」こぶ平公演原作(11月シアタートップス)
1988年 ビデオ作品「IT'S SHOW TIME」(30'イメージフォーラム)
1988年 横浜の運河を使った大野外劇「ボディ・ウォーズ」上演。
1989年 ライブハウスに本物のリングを建てた「ジョーの物語-Boxing Play- 」
三島由紀夫「近代能楽集」演出等精力的に活動。
1990年 「マクベスという名の男」水戸芸術館オープニングシェイクスピアフェスティバルに招聘される。
米豪俳優出演、自作「Nippon Wars」を英語版にて演出・上演。
1991年 映画初監督作品「ラスト・フランケンシュタイン」松竹系全国公開。
「マクベスという名の男」ドイツ国際演劇祭に招聘される。
1992年 TVドラマ「悪霊」(監督・脚本)放映
シカゴ国際演劇祭、他北米国際演劇祭ツアーに招聘される。
1993年 独立直後のリトアニア第一回国際演劇祭に招聘される。バルト三国の俳優達とワークショップを行った。
1994年 オーストラリア・アデレードフェスティバルに日本古典芸能と共に招聘される。
1995年 東京国際舞台芸術フェスティバルにて「東京トラウマ」初演。
文化庁主催戦後50年記念公演「崑崙山の人々」演出。
1996年 「東京トラウマ」にて東欧国際演劇祭ツアー
江戸時代から続く糸あやつり人形芝居結城座に「フランケンシュタイン・バイブル」書き下ろし、演出。
ACC(ロックフェラー財団)日米芸術交流プログラムにより渡米。
1997年 米国滞在中の交流より米前衛演劇の巨匠リチャード・フォアマン最新作「パーマネント・ブレイン・ダメージ」を日本にて演出。
東京国際演劇祭にて新作「オイディプスWHY?」発表。
NYジャパンソサエティ90周年記念公演「マクベスという名の男」で招聘される。
1998年 神奈川芸術文化財団主催べケット・オペラ・シリーズにて「名づけえぬもの」作・演出。(主演・唐十郎)
ニューヨーク大学演劇科客員演出家として招かれ、三島由紀夫作「卒塔婆小町・弱法師」演出。
糸あやつり人形結城座テント公演「魔界放浪記」書き下ろし演出。
1999年 「ロスト・バビロン」書き下ろし。吉田鋼太郎・中川安奈主演にて演出。
早稲田大学文学部実習公演「ハムレット」構成・演出。野村万之丞、和栗由紀夫協同演出。
steirischer herbst99(Graz/Austria)U.Ottinger演出・日墺協同作品を日本委員長としてサポート。
1年間のリハーサルをもって東独の劇作家ハイナ−・ミュラ−「ハムレットマシーン」に想を得た「ハムレットクローン」を創作。8月SAI Studioワークインプログレス公演を経て
2000年 1月「ハムレットクローン」上演。同時に戯曲集刊行。
4月ビデオ・サークル2000(香港)に招待作品として「TOKYO HARAKIRI」 脚本・監督・出展。7月ベルリンにても開催。
5月世田谷パブリックシアター提携シリーズに「わらの心臓」書下ろし演出。 (主演・戸川純、吉田鋼太郎)
8月早稲田大学文学部実習公演「マシーン小町」構成・演出。野村万之丞、和 栗由紀夫協同演出。
12月世田谷パブリックシアター主催ドラマリーディング公演「アルペングリュ−エン」(出演・たかお鷹、前川麻子)(墺・P.トゥリ−ニ作)演出。
8月SAI Studioワークインプログレス公演を経て
2001年 1月紀伊國屋ホール、近鉄小劇場にて、結城座との協同による三島由紀夫作「近代能楽集」より「班女」「弱法師」「卒塔婆小町」演出。
4月「ロスト・バビロン」英訳版リーディング上演。(State Opera Studio/Adelaide Australia 演出Russell Fewster)
8月早稲田大学文学部実習公演「オイディプス」構成・演出。野村万之丞、和栗由紀夫、中村東蔵協同演出
8月自作「ニッポン・ウォーズ」('84年初演)再現/再構二舞台演出。
10月結城座に書下ろし・演出「くぐつ草紙」
11月世田谷パブリックシアター主催仏現代劇リーディング公演「地下室」(出演・小沢寿美恵、新井純)演出。
12月世田谷パブリックシアター如月小春追悼ドラマリーディング出演(演出・構成/渡辺えり子)
12月文学座アトリエに書下ろし「牛蛙」
2002年 2月京都芸術劇場「ニッポン・ウォーズ」演出
3月在オーストラリア日本領事館/メルボルン大学主催「ハムレットクローン」英訳版ワークショップ、レクチャー(メルボルン)
3月 自作戯曲上演プロデュースカンパニー「T factory」創立
5月新作「アーカイヴス」演出(出演・毬谷友子、小林勝也、新井純、伊藤克他)
5月「ハムレットクローン」仏訳版リーディング上演(パリ・テアトルウヴェ−ル)
5月「ロスト・バビロン」英訳版アデレード公演
8月ガ−ティアンガーデンフェスティバル審査員
8月劇団サイスタジオ公演「フリークス/パゾリーニ/ショー」作演出
10月「ハムレットクローン」英訳版リーディング演出(メルボルン)
2003年 2月世田谷パブリックシアター+国際交流基金/アジアコラボレーションプロジェクト「アジアの演劇の中へ」日本代表メンバー(-'05)
2月世田谷パブリックシアター主催ドラマリーディングP.P.パゾリーニ作Orgia「オルジァ」演出 (パゾリーニ戯曲日本初演)
6-7月「ハムレットクローン」2003年版改定・演出 SAISON THEATER PROGRAM 東京公演
8月サラ・ケイン作「4時48分サイコシス」演出(日本初舞台上演)
9月「ハムレットクローン」Kampnagel他ドイツツアーに招聘される
11月「AOI/KOMACHI」(世田谷パブリックシアター+京都造形芸術大学舞台芸術研究センター主催/芸術監督・野村萬斎企画<現代能楽集T。>作・演出(出演・AOI/麻実れい、KOMACHI/手塚とおる、笠井叡 他)
12月文学座アトリエ公演書下ろし「バラード」
2004年 2月世田谷パブリックシアター+国際交流基金 アジアコラボレーションプロジェクト2ndステージ「アジアの社会の中へ」日本メンバー
4月6年ぶりの小説「夜」を、文芸誌「すばる」5月号に発表。これは今年度唯一の新作戯曲「クリオネ」の小説版として先行執筆した。
5月SAI STUDIO Weekend Theaterとして新作戯曲を立ち上げるワークショップ「クリオネ 第一幕・第一稿」を行い、試演。SAIに縁のある文学座、日大芸術学部演劇学科の各有志と共に新しい試みを行った。
7月「ハムレットクローン」ブラジルツアーに招聘される。
7月日本演劇学会全国大会に招かれ、サラ・ケイン作「渇望〜Crave〜」日本初リーディング公演演出とシンポジウム参加、引き続き8月第三エロチカ公演として日本初演。
9-11月地元、横浜・二俣川少年少女演劇講座講師として招かれ、中高生に劇作を指導。
11月「ハムレットクローン」サイスタジオコモネ五周年記念公演、併せスタートとなった'99年ワークインプログレス(サイスタジオ大山)ビデオ上映会なども行った。
12月世田谷パブリックシアター ドラマリーディングの新しい試み、創作途中のリーディング第一回として「クリオネ第一幕」を決定稿前、本公演キャストによりリーディング公演。
2005年 2月新作「クリオネ」<神なき国の夜T>演出。(出演・手塚とおる、ルー大柴、宮本裕子、外村史郎ほか)
3月世田谷パブリックシアター+国際交流基金 アジアコラボレーションプロジェクト最終ステージ「ホテルグランドアジア」参加
7月短編映画「赤いくつ」監督・脚本
8月「AOI」仏訳版リーディング公演演出(ムッソン・デテ・リーディングフェスティバル/フランス)
10-11月横浜・二俣川少年少女演劇講座講師
11月ポール・クローデル作 舞踊詩劇「女と影」演出協力
(構成・演出・主演 中村福助/主催・早大演劇博物館21世紀COEプログラム演劇研究センター)
11月世田谷パブリックシアター・ドラマリーディング「フクロウの賭け」作・演出
2006年2月新作「フクロウの賭け」<神なき国の夜U>演出。(出演・手塚とおる、江守徹、高橋かおり、飯尾和樹(ずん)ほか)
6月文学座アトリエ公演書下ろし「オトコとおとこ」
12月新作「黒いぬ」演出。(出演・観世榮夫、菅野菜保之、新井純、綾田俊樹、坂上二郎ほか)
2007年3-4月「AOI/KOMACHI」(03年初演)世田谷パブリックシアター10周年事業として再演、国内ツアー。NYジャパンソサエティ100周年事業他北米ツアー。
7月小林勝也主演、一幕劇シリーズ「路上」開始。
9月イタリア・ミラノピッコロシアター、Outis Festivalにて「AOI」イタリア語版リーディング公演。
9月新国立劇場主催10周年事業・鵜山仁・新芸術監督就任第一回演出作品として、ギリシャ悲劇を基にした新作「アルゴス坂の白い家」を書下ろし。
2008年3月新作「ワニの涙」<神なき国の夜V・最終章>演出。(出演・手塚とおる、根岸季衣、笠木誠、伊藤克(東京演劇アンサンブル)ほか)
5月寺山修司没後25年特別公演「毛皮のマリー」主演、演出。(出演・手塚とおる、菅野菜保之、笠木誠、中村崇ほか)
6-7月小林勝也主演、一幕劇シリーズ「路上2」。すがぽん、柊アリス、山崎美貴他共演。
8月全国高等学校演劇大会審査員。9月 NHK-BS2「青春舞台2008」ゲスト出演。
12月TPT70「ウルリーケ メアリー スチュアート」E.イェリネク作、台本・演出。TPTのベニサンピットファイナル公演となった。
2009年6-7月「路上1・2・3」SPACE雑遊にて連続上演。新作「路上3」作曲・久米大作、出演・蘭妖子ほか1・2のメンバー総出演。
京都芸術劇場studio21でも一挙上演。「路上1」は小林勝也と同学の学生が共演。
7月ラ・ママ ウンブリアのワークショップ講師に招かれる。
11月日本大学芸術学部演劇学科実習公演 1966-2010 SAYONARA!中講堂にて自作「アルゴス坂の白い家」初演出。
2010年3月公募による33人のキャストへ向けて「大市民」を書き下ろし・演出。久米大作・音楽による群集音楽劇。
9-10月新作・演出「新宿八犬伝 第五巻―犬街の夜―」を、横浜、京都、松本、福岡、新宿にて発表。25年かけた連作を完結した。
11月世田谷パブリックシアター主催・現代能楽集X「『春独丸』『俊寛さん』『愛の鼓動』」書き下ろし。演出・倉持裕、芸術監督・野村萬斎。12月同作品を自身の演出により日本大学芸術学部演劇学科実習公演にて上演。
9月〜2011年2月早稲田大学演劇博物館展「第三エロチカの時代1980-2010 解散記念展」
関連シンポジウムを10月唐十郎、島田雅彦各氏と行う。
2011年2月早稲田大学演劇博物館主催「川村毅未出版初期作品リーディング」を早稲田大学小野記念講堂にて開催、解散記念展の終了と共に、第三エロチカを解散。
3月WOWOWノンフィクションW「第三エロチカ、新宿に散る!」放映。
5-6月P.P.パゾリーニ作Porcile「豚小屋」日本初演、構成・演出。
3月・11月世田谷パブリックシアター主催・川村毅新作戯曲「4」リーディング。11月21日シアタートラム 出演・吉田鋼太郎、扇田拓也、中村崇、手塚とおる。
11月初期代表作「ニッポン・ウォーズ」を84年当時の演出にて日本大学芸術学部演劇学科実習公演にて上演、12年1月京都造形芸術大学でも上演、両校の交流をはかる。
12月 同年3月11日に起こった東日本大震災をうけて「路上3.11」緊急新作公演、作・演出。
2012年1月14日〜2月3日シネマヴェーラ渋谷<柄本明の流儀。>柄本明氏特集にて、川村毅第一回監督作品『ラスト・フランケンシュタイン』(1991年)21年ぶりに上映。
4月P.P.パゾリーニ作「Affabulazione 騙り。」日本初演、構成・演出。
6月BSジャパン「黒い報告書」テレビドラマ初レギュラー出演。
10月P.P.パゾリーニ作Bestia da stile「文体の獣」日本初演、構成・演出。
11月新作「4」白井晃氏演出により世田谷パブリックシアター主催公演。
2013年「4」第16回鶴屋南北戯曲賞、平成24年度文化庁芸術選奨文部科学大臣賞受賞。
4月P.P.パゾリーニ作Calderon「カルデロン」Pilade「ピュラデス」日本初演、構成・演出。
2014年3月新作「神なき国の騎士 −あるいは、何がドン・キホーテにそうさせたのか?」野村萬斎氏主演・演出。世田谷パブリックシアター主催公演。
3月W.シェイクスピア生誕450年/吉祥寺シアターシェイクスピアシリーズ「荒野のリア」構成・演出、主演・麿赤兒氏。
9-10月「生きると生きないのあいだ」3年ぶりの新作+演出。戯曲は早川書房「悲劇喜劇」9月号に掲載。
11月3年ぶりの小説「猫旅またたび」扶桑社en-taxi掲載。連載開始。
2015年2月ニューヨークのジョン・ジェスランとのコラボレーションプロジェクト「東京/ニューヨーク往復書簡」を開始。セゾン文化財団国際プロジェクト支援事業。
『第一章 路上にて』2月森下スタジオ、3月NYラ・ママギャラリーにてリーディング。
『第二章 森にて』7月森下スタジオ、12月NYラ・ママギャラリーにてリーディング。
7月19日(日)&8月2日(日)BSスカパー!STAGE LEGEND 『ボディ・ウォーズ』(88年)&インタビュー放映
4-10月武蔵野文化事業団主催「ドラマ・ドクター講座」講師。
10-11月「ドラマ・ドクター」新作・演出、吉祥寺シアター。
2016年2月短編戯曲「マスクマン」書き下ろし「ハイ・ヌーン」とあわせ笠木誠演出により初演。
5月「愛情の内乱」新作・演出、吉祥寺シアター。
9-10月構成・演出「荒野のリア」吉祥寺シアター、長野市芸術館、京都芸術劇場春秋座、長久手市文化の家、KAAT神奈川芸術劇場にて再演ツアー。
2017年ジョン・ジェスランとのコラボレーションプロジェクト「東京/ニューヨーク往復書簡」第三章『わたしは黄金の破片の上を往く』3月森下スタジオ、11月NYラ・ママギャラリーにてリーディング。
5月デンマーク・コペンハーゲン S/H劇場にて川村毅2012年作『4』デンマーク語訳リーディング公演、演出。
7月韓国・ソウル セウォル号演劇祭にて『4』韓国語訳公演、トークゲスト参加。
9月観劇三昧「ハムレットクローン」2003年作・演出版 配信開始。
9月「ニッポン・ウォーズ」リーディング公演、演出・出演、吉祥寺シアター。
9-10月「エフェメラル・エレメンツ」新作・演出、吉祥寺シアター。
2018年2月唐組+東京乾電池公演「嗤うカナブン」書き下ろし。演出・柄本明、ザ・スズナリ。
3月ニューヨーク ラ・ママ エレン・スチュワート劇場にて、ジョン・ジェスラン氏との共作・演出「Distant Observer 遥か遠くの傍観者」上演。
5月韓国・ソウル演劇祭にて『4』韓国語訳公演、トークゲスト参加。
8月「フリークス」30年ぶりのリーディング公演、演出・出演。渡辺弘氏とのスペシャルトーク。
9-10月「レディ・オルガの人生」新作・演出、吉祥寺シアター。
12月日本大学藝術学部演劇学科実習公演として群集音楽劇「大市民」演出。
〜2019-2020 川村毅劇作40周年&還暦〜
2019年4月劇作家とあそぶワークショップ開催
8月「わらの心臓」初演以来19年ぶりのリーディング公演、演出・出演。経済ジャーナリスト渋谷和宏氏とのスペシャルトーク。
10-11月「ノート」新作・演出、吉祥寺シアター。
20年の歳月を経た同テーマの二作を収めた戯曲集「ノート/ わらの心臓」論創社刊。
2020年1-2月「クリシェ」改作・演出・主演、あうるすぽっと。戯曲 論創社刊。
5-6月「4」世田谷パブリックシアター提携公演、新型コロナウイルス禍により公演中止。
8月「路上5 東京自粛」新作・演出、雑遊。
T crossroad短編戯曲祭開始
11月「2020年3月」「2020年4月」「2020年5月」新作・演出、リーディング公演、吉祥寺シアター。
11月日本大学藝術学部演劇学科実習公演として「ノート」演出。
2021年2月第一回T Crossroad短編戯曲祭<2020年の世界>吉祥寺シアター、演出。新作短編「ラスト・シーン」「闘う女」(赤澤ムック演出)「ロマンス」「2020年12月」上演。
8月「4」2012年作、初演出。あうるすぽっと、京都芸術劇場春秋座。2020年からの延期公演。
11月「オール・アバウト・Z」新作・演出。16年ぶりのザ・スズナリ。
2022年3月日本大学藝術学部演劇学科実習公演として「レディ・オルガの人生」演出。
公募によるT Crossroad 短編戯曲祭<花鳥風月>春夏秋冬を雑遊にて
5月、8月、11月、翌2月に開催。
全30作品を演出、新作「カミの森」スタートラフ・リーディング試演を重ねる
2023年2月「路上6 そして私たちは生きている」新作・演出、雑遊。
5月「カミの森」新作・演出
座・高円寺1にて春夏秋冬の成果として<花鳥風月>そして春を開催、演出
現在
京都芸術大学(旧名・京都造形芸術大学) 舞台芸術研究センター主任研究員
('07-'14年京都造形芸術大学舞台芸術学科学科長、'15-16年客員教授、'02-'06助教授)
('99-'01早稲田大学文学部客員教授)
'08年より日本大学芸術学部演劇学科非常勤講師(劇作コース)
桐朋学園芸術短期大学演劇専攻非常勤講師
日本劇作家協会、日本演出者協会、日本文藝家協会 会員