川村毅 プロフィール

作家・演出家・俳優・T factory主宰

1959年 12月22日東京生まれ。横浜に育つ。
神奈川県立希望ヶ丘高校を経て明治大学政治経済学部卒業。
1980年 劇団第三エロチカ創立。以来全作品の演出、劇作を務めている。
1983年 「ラディカル・パーティー」で注目を集め
1984年 「ニツポン・ウォーズ」で劇作家の登竜門、岸田国士戯曲賞候補となる。
1985年 「新宿八犬伝 第一巻-犬の誕生-」で第30回岸田戯曲賞を26歳で受賞。
1986年 利賀国際演劇フェスティバルに招聘される。野外劇「ニッポン・ウォーズ」上演。
状況劇場最終公演「少女仮面」老婆役出演
1987年 英国TV Channel4 で日本の若手現代演劇として紹介される。
ビデオ作品「EPHEMERA」(16'20''イメージフォーラム)
「西遊記」こぶ平公演原作(11月シアタートップス)
1988年 ビデオ作品「IT'S SHOW TIME」(30'イメージフォーラム)
1988年 横浜の運河を使った大野外劇「ボディ・ウォーズ」上演。
1989年 ライブハウスに本物のリングを建てた「ジョーの物語-Boxing Play- 」
三島由紀夫「近代能楽集」演出等精力的に活動。
1990年 「マクベスという名の男」水戸芸術館オープニングシェイクスピアフェスティバルに招聘される。
米豪俳優出演、自作「Nippon Wars」を英語版にて演出・上演。
1991年 映画初監督作品「ラスト・フランケンシュタイン」松竹系全国公開。
「マクベスという名の男」ドイツ国際演劇祭に招聘される。
1992年 TVドラマ「悪霊」(監督・脚本)放映
シカゴ国際演劇祭、他北米国際演劇祭ツアーに招聘される。
1993年 独立直後のリトアニア第一回国際演劇祭に招聘される。バルト三国の俳優達とワークショップを行った。
1994年 オーストラリア・アデレードフェスティバルに日本古典芸能と共に招聘される。
1995年 東京国際舞台芸術フェスティバルにて「東京トラウマ」初演。
文化庁主催戦後50年記念公演「崑崙山の人々」演出。
1996年 「東京トラウマ」にて東欧国際演劇祭ツアー
江戸時代から続く糸あやつり人形芝居結城座に「フランケンシュタイン・バイブル」書き下ろし、演出。
ACC(ロックフェラー財団)日米芸術交流プログラムにより渡米。
1997年 米国滞在中の交流より米前衛演劇の巨匠リチャード・フォアマン最新作「パーマネント・ブレイン・ダメージ」を日本にて演出。
東京国際演劇祭にて新作「オイディプスWHY?」発表。
NYジャパンソサエティ90周年記念公演「マクベスという名の男」で招聘される。
1998年 神奈川芸術文化財団主催べケット・オペラ・シリーズにて「名づけえぬもの」作・演出。(主演・唐十郎)
ニューヨーク大学演劇科客員演出家として招かれ、三島由紀夫作「卒塔婆小町・弱法師」演出。
糸あやつり人形結城座テント公演「魔界放浪記」書き下ろし演出。
1999年 「ロスト・バビロン」書き下ろし。吉田鋼太郎・中川安奈主演にて演出。
早稲田大学文学部実習公演「ハムレット」構成・演出。野村万之丞、和栗由紀夫協同演出。
   steirischer herbst99(Graz/Austria)U.Ottinger演出・日墺協同作品を日本委員長としてサポート。
1年間のリハーサルをもって東独の劇作家ハイナ−・ミュラ−「ハムレットマシーン」に想を得た「ハムレットクローン」を創作。8月SAI Studioワークインプログレス公演を経て
2000年 1月「ハムレットクローン」上演。同時に戯曲集刊行。
4月ビデオ・サークル2000(香港)に招待作品として「TOKYO HARAKIRI」 脚本・監督・出展。7月ベルリンにても開催。
5月世田谷パブリックシアター提携シリーズに「わらの心臓」書下ろし演出。 (主演・戸川純、吉田鋼太郎)
8月早稲田大学文学部実習公演「マシーン小町」構成・演出。野村万之丞、和 栗由紀夫協同演出。
12月世田谷パブリックシアター主催ドラマリーディング公演「アルペング リュ−エン」(出演・たかお鷹、前川麻子)(墺・P.トゥリ−ニ作)演出。
8月SAI Studioワークインプログレス公演を経て
2001年 1月紀伊國屋ホール、近鉄小劇場にて、結城座との協同による三島由紀夫作「近代能楽集」より「班女」「弱法師」「卒塔婆小町」演出。
4月「ロスト・バビロン」英訳版リーディング上演。(State Opera Studio/Adelaide Australia 演出Russell Fewster)
8月早稲田大学文学部実習公演「オイディプス」構成・演出。野村万之丞、 和栗由紀夫、中村東蔵協同演出
8月自作「ニッポン・ウォーズ」('84年初演)再現/再構二舞台演出。
10月結城座に書下ろし・演出「くぐつ草紙」
11月世田谷パブリックシアター主催仏現代劇リーディング公演「地下室」(出演・小沢寿美恵、新井純)演出。
12月世田谷パブリックシアター如月小春追悼ドラマリーディング出演(演出・構成/渡辺えり子)
12月文学座アトリエに書下ろし「牛蛙」
2002年 2月京都芸術劇場「ニッポン・ウォーズ」演出
3月在オーストラリア日本領事館/メルボルン大学主催「ハムレットクローン」英訳版ワークショップ、レクチャー(メルボルン)
3月 自作戯曲上演プロデュースカンパニー「T factory」創立
5月新作「アーカイヴス」演出(出演・毬谷友子、小林勝也、新井純、伊藤克他)
5月「ハムレットクローン」仏訳版リーディング上演(パリ・テアトルウヴェ−ル)
5月「ロスト・バビロン」英訳版アデレード公演
8月ガ−ティアンガーデンフェスティバル審査員
8月劇団サイスタジオ公演「フリークス/パゾリーニ/ショー」作演出
10月「ハムレットクローン」英訳版リーディング演出(メルボルン)
2003年 2月- 世田谷パブリックシアター+国際交流基金/アジアコラボレーションプロジェクト「アジアの演劇の中へ」日本代表メンバー(-'05予定)
2月世田谷パブリックシアター主催ドラマリーディングP.P.パゾリーニ作「オルジァ」演出 (パゾリーニ戯曲日本初演)
6-7月「ハムレットクローン」2003年版改定・演出 SAISON THEATER PROGRAM 東京公演
8月サラ・ケイン作「4時48分サイコシス」演出(日本初舞台上演)
9月「ハムレットクローン」Kampnagel他ドイツツアーに招聘される
11月「AOI/KOMACHI」(世田谷パブリックシアター主催/芸術監督・野村萬斎企画<現代能楽集T。>作・演出(出演・AOI/麻実れい、KOMACHI/手塚とおる、笠井叡 他)
12月文学座アトリエ公演書下ろし「バラード」
2004年 2月世田谷パブリックシアター+国際交流基金 アジアコラボレーションプロジェクト2ndステージ「アジアの社会の中へ」日本メンバー
4月6年ぶりの小説「夜」を、文芸誌「すばる」5月号に発表。これは今年度唯一の新作戯曲「クリオネ」の小説版として先行執筆した。
5月SAI STUDIO Weekend Theaterとして新作戯曲を立ち上げるワークショップ「クリオネ 第一幕・第一稿」を行い、試演。SAIに縁のある文学座、日大芸術学部演劇学科の各有志と共に新しい試みを行った。
7月「ハムレットクローン」ブラジルツアーに招聘される。
7月日本演劇学会全国大会に招かれ、サラ・ケイン作「渇望〜Crave〜」日本初リーディング公演演出とシンポジウム参加、引き続き8月第三エロチカ公演として日本初演。
9-11月地元、横浜・二俣川少年少女演劇講座講師として招かれ、中高生に劇作を指導。
11月「ハムレットクローン」サイスタジオコモネ五周年記念公演、併せスタートとなった'99年ワークインプログレス(サイスタジオ大山)ビデオ上映会なども行った。
12月世田谷パブリックシアター ドラマリーディングの新しい試み、創作途中のリーディング第一回として「クリオネ第一幕」を決定稿前、本公演キャストによりリーディング公演。
2005年 2月新作「クリオネ」<神なき国の夜T>演出。(出演・手塚とおる、ルー大柴、宮本裕子、外村史郎ほか)
3月世田谷パブリックシアター+国際交流基金 アジアコラボレーションプロジェクト最終ステージ「ホテルグランドアジア」参加
7月短編映画「赤いくつ」監督・脚本
8月「AOI」仏訳版リーディング公演演出(ムッソン・デテ・リーディングフェスティバル/フランス)
10-11月横浜・二俣川少年少女演劇講座講師
11月ポール・クローデル作 舞踊詩劇「女と影」演出協力
(構成・演出・主演 中村福助/主催・早大演劇博物館21世紀COEプログラム演劇研究センター)
11月世田谷パブリックシアター・ドラマリーディング「フクロウの賭け」作・演出
'06年2月本公演として発表予定
現在
'02年より京都造形芸術大学助教授(-'01早稲田大学文学部客員教授)
日本劇作家協会理事、日本演出者協会会員
戯曲集
川村毅第一戯曲集「ニッポン・ウォーズ」「ジェノサイド」収録
川村毅第二戯曲集「新宿八犬伝 第一巻・第二巻」収録
川村毅第三戯曲集「ラディカル・パーティー」「ラスト・フランケンシュタイン」収録
新宿八犬伝U 「新宿八犬伝第三巻・第四巻」収録
以上未来社刊
「フリークス」
「帝国エイズの逆襲」
「エフェメラ伝説」
以上新宿書房刊
「ラスト・アジア」白水社刊
「ハムレットクローン/東京トラウマ」論創社刊
「AOI/KOMACHI」論創社刊
「THE LOST BABYLON」収録/川村毅特集 2000年4月TDR(NY)
「NIPPON WARS」収録 2002年日本劇作家協会編
「ニッポン・ウォーズ」収録 '98年刊「現代日本戯曲大系13」
     '00年刊「戦争と平和戯曲全集」
小説
「砂のイマージュ」集英社
「美しい子供たち」角川書店
「ギッターズ」新潮社
「十七粒の媚薬」(共著)角川文庫
'98年12月号文芸誌「新潮」新作「直立猿人」掲載
「夜」 すばる  '04.5月号(集英社)
エッセイ
「ストレート・アヘッド」コナミ出版(島田雅彦氏との対談集)
「男性失格」イースト・プレス
評論
演劇論「吸血鬼の演劇」 季刊思潮(思潮社)連載
 No.1-No.2/'88年 No.4-No.5/'89年 No.7-No.8/'90年
三島由紀夫論 文芸誌「すばる」(集英社)'88年11月号
 「Studio Voice」'88年
他 戯曲、小説、評論、エッセイ各誌多数発表

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