アジア現代演劇コラボレーション・プロジェクト『ホテル グランド アジア』 | 世田谷パブリックシアター |
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■ フィリピン、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ・・・アジア各国から集まった16名のアーティストたち! 三年間にわたって模索し続けてきた、真のコラボレーションの可能性! いよいよ3月8日からシアタートラムにて、その最終ステージを迎えます。 2月23日そのスタートとして、日本メンバー川村毅・鐘下辰男氏によるトークが行われました。 |
★上演作品をめぐるレクチャーシリーズ第6弾 2月23日「稽古場からの発想」 :講師 * 16名のアーティストたちは、二年前、2003年の3月世田谷パブリックシアターにて初顔合わせ。 「そもそもコラボレーションってなんだろう?」 「アジアの定義とは?」 そうした疑問を全員でとことん話し合うことから、このプロジェクトが始動したこと、お互いの抱えているもの、共通項、違い、そして舞台に向かう想いを積み重ねてきた経緯がまず川村から話され、その後、鐘下氏から具体的な議論のプロセスなどが紹介されました。 各国からのメンバーには、40代以下の、第一線で活躍している演劇人たちが選ばれました。戦争の歴史をふまえ、なおかつその先へと、自由に創造していける世代であることがポイントになったそうです。 とはいっても、16人が16人、全員が劇作家であったり演出家であったり。「一人のリーダーは決めない」という前提でのスタート、何事もすんなりと決まるわけも無く……。 真面目な鐘下さんは時にはキレ、短気な川村は時には会議をオサボリ? しかしなんと豊かな時間だったことでしょう。 2003年世田谷−インドネシア−川場村 と重ねてきた、合宿/ワークショップ。 言葉もお互い通じず国籍も違うのに、ほの見えてくる「共通の文化圏」という発見もあったとか。 「何事にも神が宿るといったスピリッツの感覚はとてもアジア的共通感覚なのだと実感した」と川村。 さいごに絞り込んだテーマは三つ。 「テロリズム」 さてさて・・・どうなりますことやら! 理論ではなく、現場の大格闘から生まれる舞台! 川村・鐘下の滅多に見られない役者競演も今から笑っちゃいますが! (この二人が仲良く相部屋で過ごした合宿生活というのもなかなかスゴイものがありますよね〜) 怖いもの見たさ(?)で追って稽古場もレポートします。 皆様お楽しみに! |
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Into the Theatre Practices in Asia 終了レポート |
アジア現代演劇コラボレーションプロジェクト:2002→2005 |
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