最終回 |
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■■ スペシャルインタビュー ■■ 笠木 誠の巻 |
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笠木 誠 '91年第三エロチカ入団。「マクベスという名の男」にて世界各国の国際演劇祭ツアーに参加。近年は中心俳優として「オブセッション・サイト」「オイディプス,WHY?」「ハムレットクローン」「ニッポン・ウォーズ/ニュー・バージョン」等に主演。'01年「近代能楽集」より「卒塔婆小町」では川村毅の老婆役相手に詩人を演じた。他世田谷パブリックシアター主催「アメリカ」糸あやつり人形結城座「くぐつ草紙」世田谷パブリックシアター/ドラマリーディング「地下室」「ささやく声」等に出演。 |
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吉村 | お疲れさま。もう稽古も最後だね。振り返ってみてどうだった? |
笠木 | うーん、そうだなあ・・・こういうの、初めてだしね。勉強になりました。 (他の出演者は)キャリアも名前も自分とは全然違うし・・・ 一緒に舞台に上がるのが恐いみたいなとこがありましたが、今はやるしかないでしょ、 という感じです。 |
吉村 | 稽古を始めた頃と今と自分の中で変わった事ってある? |
笠木 | 最近、すごいことなんだなーと思えてきましたね。最初も思ってましたけど、改めて。 あと、稽古も本番も一回一回を大切に、大事にしたいという気持ちが強くなりました。 俺、劇団入って十年くらいだけど、その時その場で人とどう関わるのか、基本的なことだけど、 そういうのを皆さんから教えて貰ったという気がします。そういうのが芝居っていうか、それが 人生・・・? ハハハハ |
吉村 | エロチカの稽古と違うところは? |
笠木 | (川村さんは)役者が提示するのを待つというか、やって見せないと始まらないんだけど 皆さん、裏の裏まで、随の随まで読み込んで提示するので、ディスカッションになるんですね。 そういうところからシーンとか関係性が作られていくという、それがエロチカと違いますね。 |
吉村 | では最後にこの芝居にかける意気込みをどうぞ。 |
笠木 | とにかく成功させたいです。劇場を出たらすぐ消えちゃうようなのじゃなくて、観てくれた人が 翌日に目覚めた時や、一週間後になって、なんだったんだろう?と思ってくれるような、 そんな余韻の残る芝居になればいいなと思ってます。 |
(後記) | |
エロチカでは後輩の笠木ですが、稽古を見ていて日に日に顔つきが凛々しくなってゆくのを 頼もしく見ておりました。かいた汗の分だけ大人になったんだね。この日は本番に向けて髪を 染めている最中のインタビューでした。どんな色になっているかは舞台でチェックしてね。 |
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「これを見ないと21世紀の演劇は語れないよ」 |
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